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道頓堀500報告書
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3. 道頓堀の現状とこれまでの取組み経緯

(1)データで見る道頓堀の現状

各種資料等より、道頓堀が置かれている現状について整理した。

①商店街の来街者の傾向
  • 平成18年から23年で通行量は約2割減少している。
  • 戎橋商店街振興組合の資料をみても、休日で昭和62年から平成12年にかけて減少し、その後、微増傾向にある。
  • ほぼ毎日来ている人は、7.2%(H18)⇒2.9%(H23)に減少、月に1回以上来ている人は約39%(H18)⇒約32%(H23)に減少している。逆に、今回初めて来街された人は26.2%(H18)⇒33.5%(H23)に増加している。馴染みの客が減少傾向にあると思われる。

TSUTAYA前の通行量の推移

②外国人旅行者の動向
  • 大阪を訪れる外国人はここ数年で急増している。
  • 大阪を訪れる外国人観光客の半数以上が道頓堀を訪問。道頓堀と大阪城は外国人観光客の定番コースになっている。

国内・大阪府外国人環境客数

③ミナミとキタの比較
  • 年間商品販売額は、平成9年(1997年)時点で「ミナミ」の販売額は「キタ」を上回っていたが、平成19年(2007年)の時点では逆転している。
  • 平成23年(2011年)以降は「キタ」を中心に話題となる新規施設の開業が続いている。

3大ターミナル

  • 百貨店売上高・売場面積は、平成23年(2011年)以降、ミナミは横ばいであるが、キタは大幅に増加しており、キタとミナミで格差が広がっている。
  • 天王寺・あべのエリアもあべのハルカスなどを中心に活況となっている。
  • 最近1年間に利用した大阪の街の利用率の変化(2005年から2014年)をみると、キタよりミナミ(特に、御堂筋・心斎橋周辺)の方が減少率が大きい。

百貨店売上高・売場面積の推移

(2)これまでの取組みの経緯

①平成19年街づくり基本構想策定

会員参加の懇談会や有識者を迎えた「まち衆セミナー」などを重ねて議論・検討され、街づくり基本構想を作成した。

道頓堀 街づくり基本構想

②道頓堀川開削400年を迎えるにあたっての取組みの方向(平成23年)

平成23年には、道頓堀川開削400年を迎えるにあたっての取組みの方向を検討され、「ライブ・エンターテイメントのまちの復興と創造」という基本コンセプトが出された。

基本コンセプト

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